<Header>
<Author: 寒山>
<Title: 杳杳寒山道>
<Format: 五言律詩>
<Year: 2002>
<BookName: 唐詩物語ー名詩誕生の虛と実と>
<Translator: 植木久行>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 詩題なし「杳杳（ようよう）たる寒山（かんざん）道（みち）」>
<BookPage: 283>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
杳杳寒山道，
落落冷澗濱。
啾啾常有鳥，
寂寂更無人。
磧磧風吹面，
紛紛雪積身。
朝朝不見日，
歲歲不知春。
<End Poem>
<Translation>
はるかに続く、小暗い寒山の道。滑らかに澄みわたる、冷たい谷川の浜り。ちいちいと、いつも鳥たちがさえずり、ひっそりとして、人影は更くない。ひゅうひゅうと、風が顔に冷たく吹きつけ、はらはらと、雪が身体のうえに降りつもる。来る日も来る日も、$雪や霧が深くたちこめて$太陽の姿は見えず、来る年も来る年も、$ここ寒山では$春の訪れに気づかない。
<End Translation>
<Formatted Translation>
はるかに続く、小暗い寒山の道。
滑らかに澄みわたる、冷たい谷川の浜り。
ちいちいと、いつも鳥たちがさえずり、
ひっそりとして、人影は更くない。
ひゅうひゅうと、風が顔に冷たく吹きつけ、
はらはらと、雪が身体のうえに降りつもる。来る日も来る日も、$雪や霧が深くたちこめて$太陽の姿は見えず、
来る年も来る年も、$ここ寒山では$春の訪れに気づかない。
<End Formatted Translation>